山田邸

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このお庭の最大の特徴は現状土が水はけの悪い粘土気の多い赤土でしたので、暗渠排水を庭中に入れてあります。庭木が根腐しないように深く入れてあります。

写真でお見せしたいくらい見えないところにも手を掛けています。
もちろん現状土は入れ替えて黒土（畑土）にしてあります。

砂利も土にもぐらないよう施工してあります。
枯山水の中を柔らかなラインの石張りが通路を兼ねて存在感を出していますね。

ダイニング前は山の源流部をイメージし、大きな流木から水が湧き出てくるようにしました。
大きな水鉢に負けないくらい存在感があります。

あちこちに散らばった石組みから水が滴り落ちて流れ行くイメージに作庭いたしました。

お客様の要望でなるべく管理がしやすい庭へと、要望をお聞きしました。

枯山水が良いということでしたので設計に入ります。。

また歳をとったときのために車椅子でも庭へ行けるようにとのことでした。

枯山水の砂利では車椅子ではダメですし・・。現代的発想で造ってみました。

庭全体が枯山水では変化が無いので部屋それぞれの窓越しで違う雰囲気を出せないかと、思い悩んだ末の作庭となりました。