蹲踞も出来るだけ創りすぎないようなあっさりとした
臼鉢を使いました。
たっぷり溜まる水が美しさを演出してくれます。
玄関前から少しずつ勾配を下げ、蹲踞に至ります。
自然の原理に逆らわず、より存在感も与えます。
また見る方向から蹲踞が正面向きになっていては
絵になりません。
斜め方向から見る視線が美しい見せ方です。
あかるさまに見せないように植栽などでも演出に工夫
したいものです。
狭いスペースでも広がりある空間に見せたいものです。
彩 ひかり
建物から道路までの距離が4m弱という条件の中、フェンスや塀で遮断してしまうと、
敷地がより狭く感じられてしまいます。
庭自体建物の北側ということもあり、なるべく明るい雰囲気にと思いました。
少しでも広い空間をイメージできるよう、また圧迫感を感じないようにオリジナルな竹を
使った塀を造ってみました。防犯上にも良いことでしょう。
春からは緑あふれる庭に変化しさわやかな雰囲気となります。
玄関前のポストも出来るだけすっきりさせ、なおかつインパクトあるものに
しようと思い創りあげたものです。
石張りなど石の堅いイメージを少しでも和らげる為、少しのスペースでも
植栽できるように工夫もしてあります。
大きな水鉢にはモミジの景も映ります。
〒505-0022
岐阜県美濃加茂市川合町1-15-31
洋風の建物の合わせ輸入材料を使いながらも和のイメージを少しでも
残すように設計してあります。
植栽だけでは和風や洋風もイメージできません。
ポイントになる構造物や修景物が肝心になってきます。
石の廻りには植栽も欠かせません。
とても柔らかなイメージになります。
美濃加茂市 W邸1 (ハウスメーカー建築)
緩やかに下る蹲踞、侘びを感じます。
玄関前はオープンスペースにして広々としました。